メルボルンより LONG COVID(コロナウィルス後遺症)について
本日はLONG COVID(コロナウィルス感染症罹患後症状 ”後遺症“)についてご紹介します。
報告されている症状
a. 倦怠感
b. 発熱
c. 呼吸困難・咳
d. 胸痛
e. 味覚・嗅覚の変化
f. 集中力の低下 脳に霧がかかっているような“Brain Fog”
g. 頭痛
h. 腹痛
i. 生理周期の変化
j. 持病の悪化
k. 複数の軽度な症状
上記以外の“不具合”症状でも悩んでいる方が多くいらっしゃいます。これらの曖昧な辛い後遺症の症状はコロナウィルス罹患後から数年間続くケースもあります。
LONG COVIDにかかりやすい人
コロナウィルス感染罹患時の症状が重い、ワクチン未接種の人、既往歴がある方、免疫力が低下している場合などは、特に後遺症リスクが高まる傾向にありますが、コロナウィルス感染にかかったある人全員、後遺症になる可能性があります。
コロナウィルス後遺症を診断する・証拠づける検査などが存在しないため、診断は困難を要します。血液検査・画像検査はすべて正常なことがあるため、誤診されることも多くあります。そのため、コロナウィルスに感染しないのが一番。もしコロナウィルス感染した場合は、罹患を証明するため検査を受けること、その検査結果をビクトリア政府に報告することがとても重要となります。(メルボルン滞在中)
そのため、基本は基礎体力・免疫力をつける、そして何より予防に徹することが大切です。
感染予防方法:
1. マスク着用 免疫力が低下している人が集まる場所など
2. RAT (Rapid Antigen Test -抗原検査) 同上
3. 在宅 コロナウィルス感染同様の症状がある場合。症状が悪化したら受診
4. 風通しの良い環境 を心がける
5. コロナウィルス予防薬・治療薬などの適性確認 感染した時の対処法についてかかりつけ医と確認する
6. コロナウィルスワクチン追加接種
ワクチン追加接種について
最後のワクチン接種・コロナウィルス感染後、6ヶ月以上経過している場合は、メディケア資格有無問わず、オーストラリア居住者に追加接種を推奨しています。12歳以上で適性な場合は、コロナウィルス蔓延時に確認されたコロナウィルス株1価だけではなくオミクロン株にも対応した2価ワクチンの接種を勧めています。
オーストラリアも日本も渡航制限が緩和されたことにより、さまざまな国からの渡航者が移動しています。日本とオーストラリアは季節が逆のため、夏・冬に日本に帰国される場合は体調管理が難しいこともあります。せっかくの滞在期間、体調を崩さないためにも出来る限りの予防・準備を怠らないことをお勧めします。